結婚しなければならないって思ってるお客様に占い師はどう対応するか
こんにちは。沢あかりです。今日はこのテーマで行きます。それでは、スタート!
結婚!結婚!と言ってるお客様の脳内
そもそも、なぜそんなに結婚したいのか?それは世の中の「結婚すべき」にあおられてるからです。
お客様に質問をすると「結婚してないなんて恥ずかしい」「一度は結婚してみたい」って答えが返ってくる。ってことは「しなきゃいけないもの」だからしてみたいという結論ですよね。
「恋愛する」のは神様が作ったシステム。
「結婚する」のは人間が作ったシステム。
この差は大きいですよね。今の日本では結婚というシステムが導入されてるけど国が違えばガラッと変わる。
日本で生まれたからって「結婚する」システムが合うとは限らないです。
このような人が最近とっても多く、結婚することにピンと来てないけど「しなきゃいけない、恥ずかしい、親にせっつかれる」ことで絶対しなければならない。
たましいがそれほど結婚に対して望んでないのに、義務っぽくなってるから「おかしなこと」になってくる。
鑑定にダブルスタンダードを採用
どうしても結婚したいんです!というお客様には、占ってほしいことを占って、その方が結婚できるにはどうしたらいいか?真剣に考えてあげていいと思います。
ただ、疑問を感じながら結婚について迷走しているお客様には、こんな質問を投げかけてもいいかもしれません。
「ここがフランスだったらどうするの?」
フランス人は結婚しない人が多く(手続きが超面倒なのもある)結婚してない人に向かって「ご結婚はまだなんですか?」なんてぶしつけなこと言いませんし、そんなこと誰も思ってません。
結婚しなくても国からの援助がまったく同じなので、同棲するし子供も作る。愛至上主義なフランスならでは、愛がなくなったらすぐさま別れる。同性同棲もあり。
「フランスだったら結婚してません!」
この答えが返ってきたら、お客様は結婚に対する妙なプレッシャーから解き放たれることだと思います。
ときにはこうやって、がんじがらめなシステムから自由にしてあげてもいいと思います。
先日こんなことがありました
彼のあいまいな態度に業を煮やしたお客様と人生相談に突入し、才能についての話になったところ、そのお客様が本来やりたかった美容系のお仕事と将来やりたい占い師の仕事、この両方について素晴らしい占い結果が出て、お客様が腑に落ちた途端…
「先生、私…彼と結婚したいんじゃなかったことが、今わかりました」
「えー。うそ。」
「今の仕事を続けていいのか不安だったから、結婚に逃げたかったみたい」
「なるほど…ね」
「今就くべき仕事が明確にわかって、その後のお仕事まで提示してもらったら、彼なんてどうでもよくなりました」
「(笑)」
「人って面白いですね。結婚したいもんだと、思い込んでました。」
解説
結婚!って言ってるお客様には二通りあって
- 本当に結婚を望んでる方
- 逃げのための結婚
です。逃げの結婚はたいてい、急いでます(笑)
今すぐ結婚したいんです。っていう人に限って、年収はいくら以上、身長はこれ以上、顔は…(笑)ってあれこれ言う割には、活動してない。
だってね、今すぐ結婚したいんだったら、アプリや相談所に登録して即、動くと思うんだよね。
例えるなら
仕事を辞めたい!辞めたい!って言ってる人って辞めないです。辞める人は「辞めることに決めた」とか「辞めました」って言うんです。
- 辞めたい=辞められないという前提がある
- 結婚したい=結婚できないor結婚したくないっていう前提がある
っていう心理的なカラクリがあるんです。
この、結婚ということについては、シリアスな側面もあって…。国が作ったシステムによって女性の人生が翻弄される…とも言えます。
ですが、早めに気づくことで「本当はこれがしたかった」っていうお仕事で生きがいを感じ、楽になったことで自由な恋愛を楽しめるかもしれない。
占い師の仕事って、明日から楽に生きられるよう、少しでも荷物を軽く長旅を楽しめるように、聴いてあげたり、気づかせてあげたりすることじゃないかなって、私は思うんです。
まとめます
今日は結婚相談に対する占い師としてのスタンスをあれこれ考えてみました。お客様自身に、理解力や結婚観などの違いがあるため、占い師はそれをジャッジして鑑定する必要があります。
重い荷物を背負ってるお客様、たくさんいますよね。「軽くなりたい!」という心の声が聞こえたら、気づかせてあげてもいいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。