【占い師の失恋相談】彼とはもうないですよねに引っかからない
こんにちは。沢あかりです。電話占いをやっていると、同じ相談の方がまとまって来ることがあるんですよね。おととい「失恋系」のご相談ばかり。失恋祭りでした。
何の気なしにセッションをしてましたが、このテクニック(自分では意識してない)ってもしかしたら役に立つかも?と、今日はこのテーマで行きたいと思います。
さっきお別れをしました。婚約までしていたのに…。彼とはもう復縁はないですよね(怒)。
このような出だし…ありますよね。失恋系は「感情を吐露」することで軽くなり、自分で解決に向かうことが多いので、その重だるい感情を全部吐き出してもらうことをまず、目標にしてみましょう。
恋愛相談は「まず占う」ことをお勧めしてきましたが、失恋の場合の出だしは
何を言っても反発する
ことが多いです。それはなぜか?頭がパニック&ショック状態だからです。心の衝撃度ハンパない。ですので
感情を吐露してもらう
ために
軽く聞いてみる
ことをお勧めします。私がした質問は
- 婚約まで行って別れるなんて…いったい何があったの?
- どのくらい付き合ったの?
- ことの経緯を教えて?
こんな感じで1つずつ、ゆっく~り、そろ~り、ぴったり寄り添って
あなたの味方だよ
と共感しながら、聞いていきます。実に1つの質問にたいして「わ~」っと感情を吐露して、また1つの質問に対して吐露。
- 言いたかったこと
- 誰にも言えないこと
- ここまで頑張ったこと
- なぜどうして私が?
ってことを訴えるように吐き出します。自分に置き換えてください、一生にそんな何回もあることじゃないですよね。まさに緊急事態です。
そんな相談にはそれなりのセッションをしましょう。それはなぜか?リピートしていただくためです。緊急事態だからこそ、「あの人は寄り添って聴いてくれた」というインパクトを残せます。
たとえばあなたが内科に駆け込んだとして、症状をドクターに言ったら
「はい、そうですか?風邪でしょうね。はい。」
とドライに対処されると
- 患者をクルクル回してる?
- 忙しいの?
- ちゃんと診てくれたの?
って不安が残って、次の病院を探すかもしれないし、2回目はないですよね。逆に
- こんな症状なんですね。
- それはしんどいですね。
- 不安だったでしょう。
- 大丈夫。風邪ですね。
と言われるとちゃんと診てくれたなって満足しますよね。お医者様と同じで、診断=占い結果のみを伝えるのではなく、気持ちをわかってくれると、お抱え医者(お抱え占い師)として選ばれるようになります。
失恋という緊急事態には、お客様の気持ちを読みながら、感情を吐露する必要があるなと判断したら、いろんな質問を投げかけて吐露させる。頃合いを見て占う。
ただ、引っかかってはいけないのは
「彼との復縁はあるか見てください」
と怒ったように感情のまま聞いてくるお客様の場合、はじくだけなので
「あなたは復縁したいの?」
と聞いてみてください。この質問をするとそこから「わ~」っと感情が噴出すことがあります。
今は復縁なんて考えられない。だってあーでこーで。彼ってどうするつもりなんですか?婚約までしたんだよ?なんなの?(怒&泣)
最初の質問に帰る人もいれば、そのまま違うお題になり、感情を出し続ける人もいます。この場合、泣いてもらった方がいいです。ご本人が少し楽になります。
占い師は感情を出し切ってもらった方がやりやすいし、結果お客様も自分で解決に向かうことができます。
まとめ
今日は失恋相談の際は、まずは感情を吐き出してもらうことを目標にして、占ってほしそうだったら占う。
一発目に「復縁はないですよねっ」(怒)と聞かれたらやさーしく
あなたは復縁したいの?と聞いてみましょう。それでも占ってほしそうだったら占う。感情を吐露出来たら、そのまま吐き出させましょう。
占い師の仕事は「占う」ことだけじゃないですよね。「悩みを解決」することですよね。失恋の解決は「感情を出し切ってもらうこと」です。
ぜひご参考にしてみてくださいね。