こんにちは。沢あかりです。
今日は、タロット占い師をめざす方&始めたばかりの方、に向け書いてみました。
それでは、スタート!
タロット占い師になるには?
タロット占い師になるのはとても簡単です。資格も許可も必要ありません。今日から私はタロット占い師と言ってしまえば、あなたはもうタロット占い師さんです。
タロットのスキルを学ぶ
タロットの学校に行ってもいいですし、独学でも大丈夫です。学校によってはテキストを渡され、ひたすら読み聞かされ、テストを受けるだけというところが多いように思います。
私の場合は、2日間コースのタロットスクールで学び、解釈がまったく入って来なかったので、カードを変えてみました。すると展開したときのインスピレーションがどんどん降りて結果的に当たっていたので、チャネリングタロットとしてスタートしました。
とはいえ、お客様によっては「それって何のカードが出てます?」とすかさず毎回聞いてくる人がいて、しかもかなりの割合でいますので、一応解釈を頭に叩き込み、聞かれたときはガッツリ説明をしてあげるとリピート率が上がってきます。
カウンセリングスキルを学ぶ
電話占い会社のオーディションの際、カウンセリングがしっかりしている人を合格させていると面接官がおっしゃっていました。同業の友人は鑑定結果の伝え方で苦労をしていたようです。
カウンセリングはずばり傾聴共感が大事で、相談者が何を言いたいのか主訴を理解して着地させてあげることが必要になります。
今思うのは、接客業をされていた方、特に営業をされていた方は入りやすいのではないかなと思います。
占いの場合ゴールがお客様の納得、スッキリ、解決なので、営業の購買心理を元にした話法というのは使えるのではないかなと思います。
会社のオーディションを受ける
昔は難しかったかもしれませんが、今では未経験でも受けることができますよね。まずはオーディションを受けてみましょう。
私が受けたときは、本部から電話があり鑑定をしました。
1時間ずつ2人です。最初の方は恋愛について、緊張はしましたが優しい人柄が一発でわかって助かりました。2人目の方はやりにくいタイプで、あまり情報を与えずいきなり占ってという感じで、感情を出さず本当に占いにくく、わき汗がどっと(笑)出てきました。鑑定結果を伝えても、鋭い質問をされ1つ1つ答えていきました。
電話占い会社の実情
最近占い師を募集しているサイトを覗く機会がありました。
昔は絶対なかった、占い師をケアする裏方の仕事なんかを募っていたりするので、バックヤードがしっかりしていないとすぐ辞めてしまうから、こんな風に占い師を大切にしてくれる会社も出てきてるんだなと思います。
占い師の需要が高くポピュラーなお仕事になってきている証拠ですよね。
1日の鑑定人数
2人から7人くらいで月にすると100人~120人くらいでしょうか?それぞれの鑑定時間が5分という方もいれば、3時間という方もいました。
最長で6時間!24時から30時!?これは本当に疲れた~。
待機の時間にもよりますが、平均60分鑑定できれば100人で6000分は稼げる計算になります。
給料
分給×鑑定時間=給料です。分給は数カ月で40円くらいにはなります。
大手の占い会社であれば2500~3000分は鑑定できるとして、とりあえず最低でも120,000円くらいは稼げるのではないでしょうか?
そこから待機を増やせば分給が上がるし、鑑定時間が増えればもっと上がりますよね。
あくまでも平均ですが、400万くらい稼げて、いろいろ引かれて350万くらいの年収になるのではないでしょうか?
タロット占いが稼げる理由
相談内容については以下のような割合になっています。ここ8年くらいのデータですが、全く変わってないです。
- 6割が恋愛
- 3割が人間関係
- 1割が金運その他
いかに
恋愛相談を制するか
が収入に大きく影響します。
恋愛=タロットというのはお客様も知っているので、タロット占い師を探してくる方がとても多いです。
あなたがタロット占い師を目指しているのであれば、恋愛相談の流れをまず把握するだけで、だいぶ稼ぎが違うのではないかなと思います。
- 彼の気持ちを知りたい
- 彼との今後はどう展開する?
- 彼と結婚できる可能性は?
- 彼と別れたけど復縁できそうか?
ほとんどこのような質問です。今までの流れをざっと聞いたら、シャカシャカと占ってあげましょう。
- 彼と出会ったのはいつ?
- どのくらいの頻度で会ってるの?
- 不安になったのはどんな理由で?
など細かい質問はせず、まずは
一発目をさっと占う
ことが肝心です。そうすることでお客様は納得されて、次の質問をしてきます。
電話占いはスピードが勝負なので、どんどん次の質問をしてもらうことがロング鑑定になる秘訣とも言えます。
私が新人のころ上記の質問をしている間にお客様がイライラし始め、「占ってもらっていいですか?」とキレ気味(笑)で言われたりしてました。
その後学習して、お笑いで言うところの「つかみはOK」です。まず一発目をさっと占うことで安心&納得されて
バーッと気持ちを吐露
しはじめ、実は家族のことで…。仕事のことで…。と総合的なお悩み相談に広がっていくことがわかりました。
対面占いと違い、簡単に比較検討できてしまうので、最初の一歩が肝心なんですね。
ほとんどの恋愛相談の方が気持ち&今後なので、ショートシャッフル~シャカシャカ占って、それ専用のオリジナルスプレッドを考えてもいいかもしれません。
困ったお客さま
片思いで長年のフラストレーションがたまり、爆発することがあります。これ以上は鑑定は難しいと判断した場合、本部からのマニュアルにある通り「私の実力ではこれ以上鑑定を続けることはできません」とお断りしていました。
辛い言葉をお客様に浴びせられたり、あまりにもダークな相談だった場合、電話を切ったあとモヤモヤ~っとしてしまうので、酒風呂に入ったりお塩で清めたりセージを使ったり、気持ちを切り替える必要があります。それよりももっと大切なことがあり…
これはカウンセラーの時代に学んだことですが、境界線をしっかりと明確に引き「課題の分離」といって、お客様の課題を背負わないことです。意外と知られてないのですが、とっても大切なスタンスです。
タロット占い師として独立起業する
このタイミングは人それぞれですし、いきなり起業してもいいし、副業から始めてもいいと思います。
いずれにしてもお客様を集めてこなければ始まらないので集客のノウハウが必要になってきます。
ブログを書く
なぜブログをお勧めするかというと。あなたがスマホで検索した場合、上位表示されるのはほとんどブログだということはお気づきでしょうか?
インスタやツイッター、フェイスブックなどは沢山スクロールして次ページをタップしないと出てきません。
ということはあなたがタロット占い師で独立したい!となった場合、見つけてもらう最短の近道がブログなんです。
ブログの種類もアメブロよりはてな。はてなよりPro。Proよりワードプレスがお勧めです。同じ記事を同じ投稿数だった場合、あきらかに早く上位に行けます。
その順位を決めるのが検索エンジンというロボットです。ブログというのは言葉の集まりなので、ロボットに気に入られるキーワードをブログのあちこちに仕込み、ランクアップを狙います。
個人占いと所属電話占い
私は今現在、電話占い会社に所属している他、昔からのお客様を個人で占っています。二足のわらじを履いている身として言えることは、客層が全く違うということです。
対面のお客様は、占い師を目の前にしているので、公共の場所にいる状態での相談。電話占いのようなガチャ切りやクレームが起こる気配が全くなく、ゆっくり粛々と静かに占う感覚です。
電話の場合、さっき彼とラインで喧嘩した。怒りが収まらないまま部屋で電話。。。みたいな状態でかけてくるので、息が荒く(笑)鼻が膨らんで(笑)来る感じ。
それぞれのメリットがあるので、どちらがいいとは言い切れませんが、集客のノウハウがあるのであれば独立する方が実入りは良いですよね。
圧倒的な依頼数でいうと、所属占い師も捨てきれません。まずは所属。経験を積み集客の流れを作って独立。これが理想ですね。
リピートが増えるお役立ち情報
タロット占い師になったはいいが、まったくリピートされないとしたら商売になりません。成功する近道はリピートしていただくための努力がとても必要になります。
マッサージに例えて考える
これは私の感覚なのですが、お客様がクイックマッサージを求めてきたのに、お灸や針を勝手にする必要なないです。
つまり、お客様が何を求めているかを察知して、聞いてもらいたいだけの方に解決方法を力説しても、意味はないですし、お客様は100%聞きません。
あなたのエネルギーが無駄になります。あなたの培った経験からくるアドバイスは、ここぞ!というお客様に使いましょう。
お湯の温度に例えて考える
営業時代に習ったことですが前述の、解決を求めてくる前向きなお客様を、温かいお湯とたとえ、沸騰が解決と考えた場合、聞いてもらいたいだけのお客様はお水なのでちょっと温めてあげればOKです。
氷水で来るようなお客様もいます。当てっこゲームのような方や悲しみが深すぎて言葉が出ない方、このような方は氷を解かすだけと考え、お水になったら少し温めましょう。いきなり沸騰させることは考えないようにします。
お話をしているうちにお客様の要望を察知して、もう少し温めてほしいんだなと思ったら、そのゴールを目指す会話をしていきます。
氷水をいきなり沸騰させようとすると、お客様は「この占い師合わない」と判断してしまいます。氷水はお水に、お水は少し温めて、ぬるま湯はふつふつと、その先は沸騰へ。
どこまでも傾聴共感
お客様すべてが
解決したいわけではない
ということに気づくのに、とても時間がかかりました。最初のころ私は、まさか!全員が解決したいはず!と思い込んで、たくさんの失敗をしてきました。
声のトーンがガクンと下がるとき、それはお客様のサインです。なるべく早く軌道修正することで、私のような失敗はしなくて済みます。
傾聴共感と言いますが、この一言に尽きますね。頭に浮かんだ解決方法を一旦横に置き、まずはお客様の話を聴くことですね。そうするとたいていのお客様は、だんだんと自分で整理して自分でゴールに向かうようになります。
これが身につくとお客様は
聴いてくれた
という満足感で、自分が解決に向かったことなど忘れて「すっきり解決してくれた!」となり、占い師は感謝され後味もよく、気持ちよく次のお客様に入ることができるのです。
ビジネスな…お話
タロット占い師は、お客様が一度気に入ってくれると、リピートされる可能性がとても高いです。本来お客様は、あちこちジプシーをしたくないからです。
相談の6割を占める、恋愛を託される市場としても大きいですし、ビジネスの基本として「悩みを解決できそう」なところにお金を使う。
そしてこれが大事なのですが「必要レベル」より「絶対欲しいレベル」が購買心理MAXの状態。「必要」と「欲しい」の違いは『衝動』です。
衝動こそがお金を払うことに直結しています。感情ともいいます。人は「感情をえらく揺さぶられた」とき必ず買うのです。
恋愛相談は「今すぐ絶対欲しい」(彼の気持ち)ものの宝庫。彼の気持ちを扱える「タロット占い師」が稼げる理由はこのような背景もあるんです。
まとめ
最近、タロット占い師になりたい!という切なる夢を持ったクライアントがとても多く、そんな占い師を目指す方に向けて書いてみました。他にもたくさん記事を投稿しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。